冬の運転で気をつけるポイント
車を運転される皆様にお聞きします。
車のタイヤは冬用に変えられていますか?
関東地方など、道路が凍結することの少ない場所に住んでいる方は、車のタイヤを冬用に変えない方も少なくありません。
今回は、冬だからこそ気をつけたい交通事故のリスクについて、お伝えしていきたいと思います。
安全運転義務違反のお話
まずは日本の法令について少しだけ触れておきたいと思います。
多くの都道府県では、凍結した道路ををノーマルタイヤで走ってはいけません
これは立派な交通違反になることを、しっかりと覚えておきましょう。
「少しの距離だから大丈夫」
「凍結している部分はあるけど、気をつけて走れば大丈夫」
などと軽く考えてノーマルタイヤで走行した場合、事故を起こさなくても「安全運転義務違反」となり、罰金が課されることもありえます。
もっとも罰金が課せられるかどうかより、スリップ事故などを起こしてしまい、人を巻き込んでしまえば、もっと悲惨な結果になることは、説明するまでもないでしょう。
事故リスクを避けるために出来ること
チェーンを用意する、冬用のタイヤに変える、という準備はもちろんのことですが、他にも出来ることがいくつかあります。
- ・走り出すとき、アクセルはできるだけゆっくりと踏み込むこと
- ・スノーモードのある自動車の場合には、スノーモードを使う
(スノーモードとは、発信時のパワーを抑えて発進する機能で、降雪時や凍結時の急発進を防ぎます) - ・慎重に走行し、他の車がスリップした跡は避けます。ツルツルに凍っている場所も、よけて走行する
- ・カーブや坂道は、極力ゆっくり走行する
事故リスクを避けるために出来ることをいくつか紹介しましたが、ちょっと気をつけたらできることはたくさんあります。決して難しいことばかりではありません。
まとめ
今回は、冬だからこそ気をつけたい事故のリスクを、日本の法令についても触れながらお話ししました。
リスクについては十分にご理解いただけたのではないでしょうか?
しかし、「チェーンを巻いているから大丈夫」「冬用のタイヤだから大丈夫」というような問題でもありません。
急発進や急ブレーキ、急ハンドルを切る行為などは、季節を問わず危険な行為です。
できることならば、悪天候の時には外出を控える、車の運転を控えるのが、本来は一番良いのです。
どうしても外せない用事があり、車を運転しなくてはいけない時もあるでしょう。そんな時、この話をぜひ思い出してほしいです。
本日もありがとうございました。