楽しい新学期に事故、そんな悲しいことは絶対にイヤですね。今回、親子でできることに加えて、地域で暮らす周りの大人たちが子どもの安全を守るために何ができるか、考えてみたいと思います。
事故を防ぐために親子で出来ること
道路を歩く時の基本ルールを繰り返し教える
横断歩道を渡る、標識を守る、左右の安全確認をする、これらは歩行者が守らなくてはいけないルールです。あえてルールを破ろうとはしなくても、楽しいことや興味をひくものがあれば、交通ルールを忘れてそちらに行きたくなるのが子どもです。特に子どもさんが小さいうちには、何回も繰り返し交通ルールを教えて確認しあい、必ず守るようにしましょう。
親子で一緒に普段利用する道路の安全を確認
特によく通る場所に親子で行き「曲がってくる車が多いから、絶対に左右を確認する」「横断歩道を使う」など、親子で一緒に確認することがおすすめです。
また、朝と夕方では景色や見え方が違うことも珍しくありません。面倒くさいと思わずに、時間帯を変えて何回か足を運んでみましょう。
自転車に乗るときはヘルメットで頭を守ろう
自転車で走行中の事故も、頭を打ってしまえば重症になります。ヘルメットは頭の大きさに合わせたものを購入しましょう。
学年が上がるにつれて、自転車で少し遠くにあそびに出かけることや、自転車で習い事や塾に通う子どもたちも増えてきます。
「自転車は危ないから乗らせない」というのは、多くの場合現実的ではありませんので、親子で「安全に自転車で走行すること」について繰り返し話し合って確認しで、事故に遭わない対策をしましょう。
周りの大人が出来ること
さて、これまでは親子でできることについて目を向けてきました。その一方で、子どもを持つ親御さんがどんなにしっかり教えても、予期しない状況が起きます。飛び出すつもりはなくても車道側に転んでしまった、というような例があるでしょう。
子どもがいてもいなくても、同じ地域で暮らすものとしてできることはあるのでしょうか?
通学路や学校の周り、子どもが多く利用する公園は、その分事故のリスクも多くなります。そういったエリアを自動車や自転車で通過する場合には、子どもが飛び出してこないか、普段以上の注意を払うようにするなら事故のリスクを減らすことができるでしょう。
また可能であれば、子どもたちの通学時間をさけて外出することも、一つの方法かもしれません。
子どもが交通事故に巻き込まれないため、まわりの大人は何ができるか、これからも折に触れて考えていきたいと思います。