保険会社は必ずしも味方ではない、という現実

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相手方もちゃんと保険に入っていてよかった…そう思ったのに(涙)

これを読んでいる方の中に、保険会社の方がいらっしゃったら先にお詫びを申し上げます。

ごめんなさい。

決して保険会社の悪口を書くつもりではないのですが、現実に起きていることを書くとどうしてもネガティブな情報を書かざるを得ません。

今回は「保険会社とうまくいかない」ケースと対策について取り上げてみます。

保険会社は被害者の味方とは言い切れません。

被害者の救済も考えていないわけではありませんが、お金を払っているのはあくまで加害者です。

加害者がどのような保険に加入しているのか、そしてその保険の担当者がどんな人かで被害者の受けるケアが手厚いかそうでないかが決まってしまう、そんな側面があります。

悲しいことですが、本当の話です。

 

治っていないのに途中で治療を打ち切るケース

「完治していないのに治療を打ち切られた」

こんな話を聞いたことはありませんか?

保険会社側で「むち打ちの人は〇か月」というような独自の基準を作っています。

もちろん、まだ治っていないからと言ってお金を際限なく払っていれば、保険会社は潰れてしまいますから一定の期間を設けるのは仕方がないでしょう。

しかしこれはあくまで保険会社が決めたことであり、ドクターの見解とは一致しないことも多いのです。

さらに保険会社によって対応がまちまちであり、私の場合には6か月で保険を打ち切ったのに、〇さんは8か月保険が出ていた…ということも実際にあります。

痛いものは痛い、嫌ならノーと言う

保険会社の人にそういわれたから…といたいのを我慢して言いなりになる必要はありません。

もちろんすでに治っているのに「治っていない」というのは、立派な嘘つきでありこちらか悪くなりますが(笑)

相手が聞いてくれるかはともかくとして、自分の主張はしっかりと伝えましょう。

交通事故専門の病院に行こう

もし、「まだ痛い」と言っているのに保険を打ち切る場合には「後遺障害の認定」をお忘れなく。

後遺障害というのは「これ以上は治りません。こういう障害が残りました」ということでまとまった金額が保険会社から支払われます。

診断書はドクターに書いてもらいますが、交通事故に詳しい専門のドクターは治療の面だけでなく診断書の書き方もよくご存じです。

当然のことですが、嘘を書いたりはしません。

後遺障害が認定されるためにはこのキーワードが必要、ということをよくご存じなのです。

 

もしひどい目にあってしまったら

保険会社にも色々な方が働いているので、感じの良い人、そうでない人、いろいろといらっしゃいます。

ただ単に自分と相性が良くない程度では仕方がないかもしれませんが、必要な連絡をしてくれない、脅迫や逆切れのような対応をする方も中にはいらっしゃいます。

そんな時にも泣き寝入りはしないでください。

お客様相談室に相談

各保険会社にはお客様相談室というものがあり、苦情や相談を受け付けていますので、まず相談してみることをお勧めします。

誰に何をされたのか、できるだけ正確に伝えるようにしてください。

損保ADRを利用する

各保険会社ではなく、日本損害保険協会が運営している相談窓口であり、事故に遭ってしまった時に保険会社と交渉がうまくいかない…そんな時に間に入ってくれる第三者機関です。

「保険会社には電話しずらい」という場合には、こちらの利用を考えてみてはいかがでしょうか?

混み合っている場合もあるので、根気よく電話をかける必要があるかもしれません。

日弁連交通事故センターに相談

こちらは弁護士が無料で公正・中立な立場で相談を受けています。

電話相談、面接、示談あっせん・審査を行っており。全国156ヶ所に相談所があるのも魅力です。

警察や市区町村からも相談されることが多い点も見逃せません。

 

もし、保険会社や担当者との話し合いがうまくいかない!という場合には、すぐに泣き寝入りをしないでください。

保険会社はいつでも全面的に見方をしてくれるとは限りませんが、出来ることはいくつもあるのです。

あきらめないで、出来ることから取り組んでいきましょう。