交通安全教室に行ってみませんか?

2022年もあとわずかになりました。今年も私のブログにお越しいただき、本当にありがとうございました。

今年はこの記事が最後になると思いますが、交通安全教室について取り上げてみたいと思います。

交通事故と一見関係がないように思えるかもしれませんが、交通安全教室は未然に事故を防ぐための対策の一つなのです。どんなことが行われるのか、ぜひ知っていただきたいと思います。

 

種類はいろいろ 交通安全教室

これは東京都での取り組みですが、東京都では「シルバードライバーズ交通安全教室」「幼児の交通安全教室」「自転車交通安全教室」などがあります。他にもまだまだありますが、ここでは割愛させていただきます。詳細は下記のリンクからもご覧いただけます。

交通安全教室 警視庁 (tokyo.lg.jp)

比較的有名なのが、幼児用の幼児用交通安全教室だと思います。幼児用の交通安全教室は、「子どもの頃に行った」「子どもを連れて行った」という方もいらっしゃるかもしれません。東京都以外にも各地で開催されています。予約制になっている場合が多いので、あらかじめ予約方法等はお調べいただくことをおすすめいたします。

 

高齢者への取り組み シルバードライバーズ講習

最近注目されているのが、シルバードライバーズ講習かもしれません。講習というと、部屋で座って話を聞くイメージが強いのではないでしょうか?

その点、このシルバードライバーズ講習は、自分が普段運転している車を持ち込んで、自分の運転をチェックしてもらうスタイルなので、より実生活に合った講習と言えそうです。もちろん座学で話を聞く時間や、CRT運転適性検査もあるので、半日程度お時間がかかります。

東京都では、65歳以上で運転免許をお持ちの方に対して、シルバードライバーズ講習を実施していますが、東京都内にお住まいの方に加えて、東京都内に通勤している方も対象となります。もし東京都以外にお住いの場合であっても、高齢者向けの交通安全教室を実施している地域があるので、お住まいの地域ではどこで受講できるかチェックしてみるのはいかがでしょうか。

 

事故防止のために出来る限りのことをしよう

今回は交通安全教室についてほんの少しだけお話ししました。主に東京都のお話だったので「自分の住んでいる地域はどうなんだろう」と思われるかもしれませんね。

最近では警察もホームページで情報発信をしています。

また警察以外でも、市区町村等で交通安全教室を実施している地域もありますので、「交通安全教室 〇〇県」等でお調べいただくと良いと思います。

本年もお読みいただき本当にありがとうございました。2023年も元気にお会いしましょう!

行政書士試験お疲れ様でした

11月13日は、行政書士試験の日でした。受験されたみなさま、本当にお疲れ様でした。

このブログを読んでくださっている方の中には「自分と行政書士試験を受験したい」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は交通事故の話と別になりますが、行政書士試験についてお話ししたいと思います。

年に一回の行政書士試験

行政書士法では「行政書士試験は年に1回以上行う」と、決められていますが、今のところずっと年に1回のみの実施です。

この年に1回の行政書士試験を目指して、大勢の人が勉強しています。

ちなみに2021年の行政書士試験の合格率は11.18%、受験者100人のうち合格者は11名程度という計算になりますので、そこそこ難しい国家試験と言われていますし、それなりの対策を講じなければ合格は難しい試験です。

しかし2021年には中学生が合格していますので、勉強のやり方次第では、合格できる国家試験です。

 

行政書士試験の出題科目

ここで行政書士試験の出題科目についてお話しします。大きく分けて法令科目と一般知識に分類されますので、法令科目からご説明します。

•憲法

•行政法(地方自治法や行政手続法も含む)

•民法

•商法

•基礎法学

どの法令科目も丸暗記で合格するのは難しく、特に行政法はかなり範囲が広いので、自力で効率よく学習するのは大変です。

 

一方、「行政書士の業務に関する一般知識等」についても、一般常識が分かればよいというものではありません。

・政治•経済•社会、

・情報通信、

・文章理解

が、出題されます。

 

試験の内容については、中古でもよいので行政書士試験の過去問題集やテキストを購入され、実際にどんな試験問題が出題されるか見ておかれることを、お勧めします。

 

昨年のものや一昨年のものであれば、古本屋さんやネットオークションなどで、数百円程度で購入することができるかもしれません。

独学?それとも資格スクールに通う?

独学でも合格しますか?という質問はよくお聞きします。

さらに現在行政書士をされている方の中には「独学で合格した」という方もいらっしゃるのですが、個人的には資格スクールに通われることをお勧めします。

というのは、資格スクールでは勉強に加えて「ここはよく出題されます」「この点はみんなが間違えやすい」ということを、教えるからです。

さらに多くの資格スクールでは、模擬試験を実施しますので、自分の実力がどの程度のものなのか、知るのにも役立ちます。

もし「自分は独学で勉強したい」という場合であっても、どうか模擬試験だけは受験してほしいと思います。

試験対策はお早めに

今回もお読みいただきありがとうございました。行政書士試験についてお話ししましたが、いかがでしたか?

もし行政書士試験の受験を検討されているのであれば、お早めに対策を立てられることをお勧めします。

 

 

ご存じですか?行政書士会による無料相談

行政書士会による無料相談も是非ご活用ください!

速いものでもう10月。あと2ヶ月ほどで2022年が終わります。さて9月に続いて10月も相談会ネタ?と突っ込まれてしまうかもしれませんが、お許しください。

というのは、困ったことや相談したいことができてから行政書士を探すのはちょっと大変です。そうなる前に前もって相談できる場所を知っていれば、何かと安心だからです。

このブログでは9月に、個々の行政書士事務所に相談に行く際に役立つ情報をお話しました。色々とお聞きしてみると「今すぐ相談したいわけではないけど、何かあった時のために相談先を知っておきたい」という人も少なくない印象を受けます。10月は「行政書士会」が開催する無料相談サービスについて知っていただきたいと思います。

「行政書士会」は各都道府県にあります

「行政書士会」という言葉をお聞きになったことはありますか?

「弁護士会ならあるけど、行政書士会はあまり聞かない」という方が多いかもしれませんね。

行政書士会は名前の通り、行政書士の団体です。各都道府県に一つずつ置かれていますが、多くの場合無料相談サービスがございます。各都道府県によって、相談のスタイルは異なりますので、各行政書士会のホームページ等をご覧ください。

例えば東京都では、区役所の区民コーナー等を使用して、予約不要の相談会を実施しています。

一方で愛知県は3日前までに事前予約が必要になっています。地域ごとにルールが異なるので、ホームページを見てもわからない場合には、該当する都道府県の行政書士会へ電話等で日程を確認されることをおすすめしています。

 

また相談会がいつ開催されるかわからなかったら、「行政書士会 無料相談会 〇〇県等で検索し、ご相談されるのもひとつのやりかたです。

 

 

無料相談会ではできないこと

今回は各行政書士会で行っている、無料相談会について紹介させていただきました。一つ気をつけていただきたいことがあります。お悩みの内容次第では、無料相談会のみですべて解決できるとは限りません。

無料相談会では「どんな手続きが必要か」「どんな方法があるか」というアドバイスをうけることはできますが、実際の手続をすべてサポートするわけではないのです。

実際の手続は、行政書士会ではなく、個々の行政書士に依頼することになりますので、その際には費用や報酬が発生することになります。その際には費用や支払方法は依頼する行政書士に確認しましょう。

 

 

 

 

 

あらためてお伝えしたい行政書士の活用方法

 


行政書士は頼れる街の法律家です 

9月下旬というのに、関東地方では暑い毎日が続いております。皆様お変わりはありませんか?感染症の影響も少し落ち着いたのか、プライベートで友達に会う機会が増えています。

「行政書士に相談するには、紹介がなくてもいいの?」

「いきなり事務所に行ってもいいの?」

休みの日に会ったのに、なぜか仕事のことを聞かれます。それだけ行政書士って謎の多い仕事なのでしょうか。

このブログは交通事故がメインですが、交通事故に限らず、身近な問題は行政書士に相談することをおすすめしたい…と日頃から考えております。今回は相談の仕方を含めて行政書士の活用方法をお伝えします。

 

いきなり事務所に行ってもいいの?

結論から申し上げると、多くの場合いきなり事務所に行くことはお勧めしません。行政書士はいつでも事務所にいるわけではないからです。お客様を訪問する機会もありますし、官公署に出向いていることもあります。「行ってみたけど留守だった」ということでは、困りますよね。

また相談内容によっては、「人に聞かれたくない話」も少なくありません。もし事務所にいる場合であっても、そのようなデリケートな相談の対応をしていたり、関連する資料を作成していることがありますので、急な来客対応は難しいという事務所も少なくありません。

 

 

相談申込はどうすればいいの?

いきなり事務所訪問は勧めない理由はわかったけど、実際に相談したいことがある場合、どうしたらいいのでしょうか?

その事務所のホームページがわかるのであれば、一度アクセスしてください。多くの場合、相談申込方法が記載されています。

ホームページを持っていない行政書士事務所もありますし、ホームページがあっても申込方法が記載されていない場合、問合わせ用の電話番号かメールアドレスが記載されていると思いますので、そちらに連絡して相談したい旨を伝えましょう。

 

相談申込時に伝えたいこと

相談申込時に伝えたいことはこちらです。

1,相談内容

2,相談者様のお名前

3,相談者様のご連絡先

特にお電話の場合ですが、相談内容を一度紙に書いて整理してから伝えると、スムーズかもしれません。

そして面談時に用意するものがあるか、確認しましょう。

 

無料相談はしてもらえるの?

これは各事務所により異なります。

「無料相談には対応しない」

「初回相談は無料」

「初回相談時は、〇分まで無料」

など、それぞれの事務所によって異なります。

先払い、後払いも、それぞれの事務所ごとに異なりますので、面談申込の際に用意するものを確認する時に、費用と支払方法も聞いてみると良いでしょう。

なお

「ちょっと教えてほしいんだけど」

と電話して、無料で聞けるものだけ聞いてみよう、というやり方は双方にとって時間の無駄になることが多いため、お勧めしません。

 

無料相談が良ければ、行政書士会の相談会を利用しよう

いかがでしたか?各行政書士事務所によって、事務所ごとのルールが違うので驚かれたかもしれませんね。

「まずは無料相談がいい」

という方も少なくないと思います。

各都道府県に行政書士会がおかれ、多くの行政書士会では無料相談会にも対応しています。「無料がいい」と思った場合には、行政書士会に問い合わせてみることをおすすめいたします。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

交通事故で謝ってはいけないと言われる理由

交通事故の当事者になった時、「不利になるから謝ってはいけない」という話を聞いたことはありませんか?これは本当の話なのでしょうか?

事故の内容によっては「どちらにも過失がある」という場合が少なくありません。そういった場合、ウッカリ謝ってしまうとこちらが悪いことにされてしまうというのは、ない話ではありません。

今回は、謝ってはいけないと言われる理由と、実際の事故時にはどのように対応するのがベストか、考えてみたいと思います。

「反省していない」と思われるリスク

事故の状況によっては、微妙な場合もあるでしょう。例えば自分の側にも多少の落ち度があるけれど、相手が突っ込んできてぶつかってしまったような場合などです。

このように微妙な場合はともかくとして、明らかに自分の側に非がある場合には「すみません」と一言言わなかったばかりに「全く反省のない加害者」とされてしまう場合もあります。

被害者側としては「反省のない加害者」を民事上の裁判に訴えることも可能ですから、最初に謝罪をしなかったせいで訴えられてしまう可能性も高くなります。

さらに交通事故の内容によっては刑事裁判にまで発展する場合もありますので、そういった場合に「反省がない」加害者は明らかに不利になります。

スムーズに解決するためにも、自分に非がある場合には謝りましょう。

まずい謝り方はこれ

一方で、してはいけない謝り方もあります。

「今回の事故はすべて自分の責任です。損害賠償はすべて償います。」という謝り方は絶対にやめましょう。なぜなら、警察による現場検証等が行われていないのであれば、誰がどれだけ悪いのかはっきりしないからです。

中には事故の直後、一筆書いてくれと言われる場合もあります。そのような場合には

書くことはせずに、まずは警察に届けましょう。

「保険会社を通じて、誠意ある対応をさせていただく」と伝えることはできますが、「すべて自分が悪いので責任を取る」と言った発言や謝り方は危険です。

 人として誠意ある対応は必要

「謝ってはいけない」という言葉の真意は、その場でお金のことを決めたり「自分に全責任がある」というような発言をしないということです。

さらに一筆書いてと言われても、念書を書くことも避けましょう。 

事故は制後すぐに警察へ110番通報し、現場を確認して証拠保全をすれば、謝ったこと が不利になることは考えにくいと言えるでしょう。

むしろ「誠意のある対応をしてもらったか」という点では、気持ちの問題が大きく作用しますので、人に迷惑をかけたことについては謝る必要があるのは明らかです。